シエスタのスタッフによる手作りブログです。ホンカログホームの紹介や現場からの「生の声」をはじめ、趣味や生活に至るまで皆さんの心に響くようなブログをお届けしたいと思っております。
2011年4月30日
2011年4月10日
はじめまして。シエスタの斉藤です。
突然ですが、社名シエスタについて書こうと思います。
社名について気になって、社長に名前の由来を聞いてみました。
シエスタの文化のように、ゆとりのある生活という答え
(本当はもっと詳しくお話していましたが・・)
シエスタはお昼寝という意味で、スペイン語圏で生活習慣として認められている、長時間のお昼休みといった感じです。
私は2009年からスペインに一年位留学していたので、スペインで私が出会ったシエスタについて少しお話します。
都市部などの大きな企業では、日本と同じように正午位から一時間休憩といったスタイルが
増えているそうです。
しかし、個人商店の多いスペインでは、午後1時~5時、16時位までお店は閉まってしまいます。そして、みんな家に帰って、家族で長い食事をします。
お昼頃レストランにいくと、多くの人でにぎわっています。そしてしゃべることしゃべること
2,3時間くらいのんびり食べています。
私がホームステイをしていたお家のお母さん(今はもうおばあちゃんですが)は、子供が3人います。
学校でも、シエスタになると生徒は皆一回おうちに帰ります。
スペインでは、小学生以下の子供を持つ親は、毎日学校への往復の学路を付き添います。
ですから、ホストのJuliaさんは、朝学校に送って、お昼シエスタのためにまた学校に迎えにいき、シエスタが終わったら学校まで送り、夕方学校が終わったら、また迎えにいきます。
スペインのお母さんは、大変ですね!
もうひとつ驚いたのは、Juliaに、シエスタの時間帯はあまり一人で外を歩いてはいけない言われたことです。
日中の一番明るい時間帯にどうして?と聞くと、
町中がお店を閉めて、人々が家に帰宅し閑散とするため、シエスタの時間帯の軽犯罪が多いそうです。
これもスペインならではですね。
何しろ、みんな仕事もちゃんとするけど、仕事以外の余暇への意識がとても、とても高いです。
日本では考えられない生活習慣ですが、スペインにいて感じたのは、シエスタという習慣を通して、
家族と過ごす時間をとても大切にしていること、
仕事以外の時間を家族や仲間と楽しみ大切にすること
が自然と出来ていると思いました。
このシエスタ習慣を通して得られることは、より良い家造りにも共通していると思います。
私の解釈になりますが、
家族がすぐに帰りたくなるような空間、
どこにいても家族の存在を感じる空間、
自然とコミュニケーションが増える空間、
自分の好きなことができる空間、
心地の良い空間で、家族でご飯を食べる、テレビをみる、今日あったことを話す
そんな空間造りを提案しているのが、
社長の言う、シエスタという社名に込められた思いの一つなのかなと思いました。
社長や植松さん、鈴木さんを見ていると、単純な家造りというよりも、
住む人の立場に立ち、完成後の生活を見据えた、家造りを提案していると感じました。
シエスタで建てたお家が、皆さんにとってそういった空間であって欲しいと心から思います。