施工例
WORKS
横浜市自治会館(補助金申請・施工協力)
横浜市 羽沢東ヶ丘自治会会館 2025.3月完成
Case finished construction
自治会長さんと一緒に会館建築の実現に向け動かれた三役のお二人、建設委員会のみなさんの長年の想いが詰まった自治会会館が完成しました。
数年前に土地探しからはじまり今回完成するまでに多くの課題を一つ一つ解決され、その苦労は計り知れなかったと思います。
長くなりますが、会館建築までの道のりを書かせて頂くことにしました。
昨年会館の実現が絶望的な状況の中、会長さんと三役さんが施工会社を探されているとの事で当社に来場されました。
土地探し、インフラ整備の莫大なコスト、みなさんで長年積み立てた予算、建築会社の断念、どうしてログの会館が建てたいのか、補助金申請他 様々な課題を乗り越えての計画と分かり、みなさんの想いがとても伝わってきました。
予算的に厳しい状況も分かり今回建築出来なければ積み立てを続け建築も考えている旨をお伺いしましたが法改正もあり予算的に厳しく、わたしがここでお断りするとログハウスの会館建築の実現は不可能になってしまうのが分かりました。
そして工期の問題。
当社はホンカのログハウスの設計・申請・施工をしておりますので、施工のみする事は非常に悩みました。
実家では祖父の代から自治会館に携わっていたので他人事には思えず、何よりログを選んでくれた事で何とかしたい気持ちになり社長に相談すると知り合いの設備屋さんに水道引込の相談を持ち掛けてくれ実現に向け動き出すことになりました。
<補助金申請の経緯>
●6月20日頃自治会のみなさんと初めて会う
確認申請は提出中との事→変更が必要な箇所が多々→修正のお願い
●6月26日資料を頂く
●7月31日までに補助金申請提出(いっ…1ヵ月)
1ヵ月で見積り他 補助金申請に必要な膨大な資料を作成する必要がありとにかく時間が無い状況。そして自治会建築の補助金だけでなく、脱炭素の補助金申請もあり時間との闘いでした。(今思い返しますと1人で1ヵ月で行う仕事ではなかったです~~(笑い))
横浜市の補助金申請は初めてで期日までに何とかする覚悟で臨みましたが、予算との擦り合わせで実現は無理かもしれないと思う事が何度かありました。
さらに公共施設の為排煙関係で2つの電動天窓が4つ必要と申請を担当された事務所さんから連絡があり、もう本当に駄目かもしれないという現実に突き当たってしまいました。
その時期は応援している堀米雄斗選手がオリンピック出場を目指していましたが、出場が絶望的な状況で最後のブダペストの試合に臨んでいました。
最後の1本まで絶対に諦めずにオリンピック出場を決めた姿を思い出し、わたしも絶対諦めてはいけない 諦めると終わってしまうと思い、排煙クリアの為の模索が始まり何とか頑張ることが出来ました。
堀米選手には感謝でしかないです。
補助金申請の提出が無事に終わり、補助金担当のみなさんの早いご対応のおかげで補助金の決定が予定時期の時期に出てので安心しました。
そして次の課題は工期です。
上下水道の引込、電柱の引込申請(←時間がかかります)、部材が予定通り届いて着工出来るかなど。
横浜市の上下水道の担当者さんや東京電力の設計担当者さんへの書類提出他、何とか早く工事が出来ないかのやり取りも始まりました。
大工さんをはじめ職人さんのみなさんのおかげで補助金の完成期限に、自治会館が完成する事が出来ました。
完了検査が終わり次は補助金の最終検査です。
当日ドキドキしてましたが無事に検査が終わり、長く経緯を知っている補助金の担当者さんが自治会のみなさんに伝えられた言葉を聞いた時は涙が出そうになりました。(携わっている時間の短いわたくしが泣くのもどうかと思ったのでひたすら我慢していました)
工事中 会長さんは現場に毎日来てくださったそうです。
自治会館の建築にあたりまして本当に熱心で、様々な事に迅速に対応してくださいました。
会長がお仕事で経験して得た教訓のお話は心に残っています。
わたくしが申し上げるのも恐縮ではありますが会長さんが羽沢東ヶ丘自治会の会長でなければ会館建築は実現出来なかったと思いました。
自治会会館が無事に完成しみなさんの笑顔が見れたこと、町内会のみなさんそして周りの自治会さんもログの会館を使うのを楽しみしているお話しを聞きますと嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
みなさん ありがとうございました。
長くなりました
設計 植松
施工中案件Under Construction Cases
施工完了案件Case finished construction